丸山登│アド.プランニング株式会社 代表取締役

不動産流通領域の新規事業開発を通じた課題解決を行う。不動産仲介の後払いサービスを直営・FCで展開し、賃貸の新しい契約スタイルを提案。「頭金0円賃貸.com」では大家が直接物件を掲載でき、LINEで契約から支払いまで完結。初期費用を抑えたい入居者と空室に悩むオーナーのマッチングを支援している。

プロフィール


氏名丸山 登(まるやま のぼる)
生年月日1981年8月31日
出身地東京都台東区
所属/役職アド.プランニング株式会社 代表取締役
株式会社SHIKITARI 代表取締役
株式会社PIAFIT 取締役
経歴2005年3月 日本大学法学部 卒業
2005年4月 東証一部上場建設会社
2010年9月 アド.プランニング株式会社 設立 代表取締役に就任(現職)
2019年11月 株式会社SHIKITARI 設立 代表取締役に就任(現職)
2025年6月 株式会社PIAFIT 設立 取締役に就任(現職)
運営サイトアド.プランニング株式会社(会社ホームページ)https://www.ad-planning.asia/
Work Full House(不動産のお悩み解決サイト)https://wf-house.com/
頭金0円賃貸.com(後払い賃貸ポータルサイト)https://wf-house-portal.com/
SNSx https://x.com/borutteru_m
Youtube https://youtu.be/KtpaiMuU_UI
メディア実績NIKKEI COMPASS(2025年1月)Link
EX CHANNEL TV(2025年4月)Link1 Link2

 

事業内容


解決している社会課題

  • 若年層の独立を阻む「賃貸初期費用の壁」への挑戦
    借主様の候補である若年層は、学校を卒業してもなお実家に暮らしている方が多く、統計外含め約1,200万人超の現状。これらの方が独立を希望する場合に賃貸の初期費用が高いという課題がある。また、お金の悩みをリアル店舗で相談し辛いという心情もある。こういった借主様の課題を解決するため、借主様へは、公式LINEで接客が完結するオンライン仲介×後払い(分割)サービスを提供している。(本仕組みは、2020年5月以来全国で37万人に選ばれている。)
  • 空室が埋まらない「貸主の情報発信の不自由さ」への対応
    2023年時点で、賃貸住宅は443万戸以上の空室があるものの、貸主様が募集に注力したくても、直接広告掲載出来る、かつ、借主様が多く集まる場所はほとんどない。その課題を解決すべく貸主様が初期月額費用無料で、直接入居者を募集できる場所として、全国37万人以上が選ぶ、後払い(分割)サービスが利用出来る物件に特化したポータルサイト「頭金0円賃貸.com」を運営している。
  • 差別化できずに悩む「宅建開業・副業希望者」の受け皿に
    宅建業の新規開業を検討しているものの、差別化の武器が作れない事業者様や、宅建業免許を取得するほどではないものの副業収入を得たい方を対象に、FC加盟店制度や、代理店制度(テリトリー制度)を提供している。

提供している商品・サービス

  • 「Work Full House」https://wf-house.com/
    toB,toC向けに不動産情報を発信するオウンドメディア。賃貸初期費用後払い(無金利分割払い)の利用を希望するユーザー向けの情報提供に強み。
  • 「頭金0円賃貸.com」https://wf-house-portal.com/
    賃貸初期費用後払い(無金利分割払い)ができる賃貸物件の紹介に特化したポータルサイト。
    ※2025年7月現在、全国10,000件以上の物件を掲載し利用者も増加中。(掲載数は取材時点)

実績

  • 賃貸住宅の流通領域で20年の経験
    賃賃貸住宅メーカー大東建託時代には、新店舗立上げや管理職を経験。TQM(総合的品質管理)のチームリーダーとして、経費削減・利益向上のための具体的な施策を経営陣に提案し多くの成果を得る。
  • 創業後16個以上の新規事業立ち上げ実績

 

インタビュー


事業を始めたきっかけ

賃貸住宅との出会いは、学生時代のトラウマともいえる経験からスタートしました。アルバイトで新聞配達をしながら学費を返していくという新聞奨学制度というものがあり、私自身が、住むところも選べず、寮みたいな物件に住み込みで生活していたんです。今思い出しても本当にひどい環境で、北向き、1階、ボロアパートという物件だったんです。
その時、自分自身に強い怒りを感じたんですね。父も経営者で、バブルの時代は別荘に高級車という良い時代も子供ながらに見てきました。そしてバブルもはじけて、私自身も不遇なタイミングでアルバイトをしなければいけなくなり、住んでいるのがボロアパートという環境に、父に対してもですが、特に自分自身に何やっているんだと怒りを感じていたんです。
その時に「誰でも住みたい時に住みたい家に住める世界を作りたい」という想いを持ち、その後、賃貸住宅メーカーの大東建託に就職するという流れになりました。
大東建託では、新店舗立上げや管理職を経験して、TQMという経営の質を改善するメソッドのチームリーダーを務めました。経営の質を改善するには、経費を削減するか、売上を上げるかしかなく、そのための具体的な施策を考え、経営層に提案するという貴重な経験をしました。良い提案はもちろん社内に取り入れられ、会社の役に立っていく様子を見るのは非常にやりがいを感じました。
2010年には独立して、数々の新規事業を立上げ会社を大きくし、そしてようやく信販会社と提携し賃貸の初期費用を分割するエンベデッドファイナンスを始め、想いを叶える具体的なサービスを提供することができました。

事業の拡大方法

創業後はTQMでの経験が強みだと考え、予算が潤沢にあって新規事業を模索しているような企業にBtoBで提携して新しいビジネスを作ることを数多くやってきました。自社の新規事業も含めて全部で16件以上は立ち上げて、いくつかはM&Aされるなど一定の成果を得てきました。
中でも大きく成功したのは、民泊事業者向けの清掃サービスです。全体のお金の流れとして、外国人が日本にお金を運んでくるというところがあり、この中でインバウンド事業でどのような課題が生じるかを切り出し、仮説・検証していったんです。そこで見つけたのが民泊の事業者の清掃に関する課題です。
民泊は1部屋単位で貸し借りできるという利点がありますが、不動産オーナーからすると所有している物件があちこちにあるので清掃するのが大変なんですね。1人のオーナーが分散した物件を清掃するには、雇用して行かせるのも難しいし、外注するのもクオリティーのコントロールが難しい。
そこで弊社が人を集めて清掃サービスを始めたら大ヒットしたんです。2年半の間に清掃回数でいったら2万回、売上は連結で1億5,000万円ほどにもなりました。またこの事業は職住一体もテーマになっていて、訪日のワーホリ(海外旅行中の就労)で来ている方を最大58人雇用して、住居を提供しながら清掃の仕事も紹介するということを行っていました。
その他にもいくつか事業を成功させ譲渡・売却などを行ってきました。

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