菱田進治│株式会社MOZU 代表取締役

医療機器メーカーとして、温熱療法に役立つ各種製品・サービスを提供。血流が良くなり免疫力向上や不調の改善に役立つ遠赤外線に関する技術特許を持つ。サロン経営や、販売促進周りのサービスも展開。

プロフィール


氏名菱田 進治(ひしだ しんじ)
生年月日1976年
出身地大阪府堺市
所属/役職株式会社MOZU(モズ) 代表取締役
モズエンタープライズ株式会社 代表取締役
株式会社百舌鳥商会 取締役
経歴1999年2月 大阪より上京、映画業界の門をたたく
2000年2月 故・長門裕之氏に師事
2006年12月 モズプロジェクト 創業
2008年12月 モズエンタープライズ株式会社 設立 取締役に就任
2014年7月 株式会社MOZU設立 代表取締役に就任(現職)
2019年12月 モズエンタープライズ株式会社 代表取締役に就任(現職)
2023年12月 株式会社百舌鳥商会 取締役に就任(現職)
運営サイト株式会社MOZU(会社ホームページ)https://mozu-global.co.jp/
モズエンタープライズ株式会社(会社ホームページ)https://mozu-group.com/
ラドン温浴 新所沢(株式会社百舌鳥商会運営)https://mozu.red/radon-onyoku-st/
SNS
メディア実績千葉テレビ「東国原英夫のそのまんまでは通しません!」
TOKYO MXテレビ「ひるきゅん!」
BSテレ東「バカリズムの30分ワンカット紀行」
フジテレビONE「怪獣散歩」
イギリス国営放送
ドイツ国営放送
日刊建設新報
リフォーム新聞(新聞)
日刊建築新報(新聞)
統合医療でがんに克つ(雑誌)
簡単ストレス解消法(雑誌)
血管の逆襲(書籍)
育成光線暖房革命(書籍)
足裏温熱健康法(書籍)

 

事業内容


解決している社会課題

  • 医療・健康(主に血流を遠赤外線で改善)
    「万病一元:すべての病気は血の汚れから生じる」と言われ、血流が悪くなることが全ての病気を引き起こすと考えられている。温泉に入れば気持ちが良くなるように、遠赤外線を当てると血流が良くなり免疫力向上や不調の改善に役立つ。株式会社MOZUは医療機器メーカーとして、温熱療法に役立つ各種製品・サービスを提供しています。
  • 中小企業の販売促進
    良い商品・良いサービスがあっても販路がなく売上が作れないという企業向けに、販売促進のための各種サービスを提供。オートコール(自動で電話をかける)機能をつかった新規顧客開拓など、安価で使いやすいサービスが特長。

提供している商品・サービス

  • 「株式会社MOZU」https://mozu-global.co.jp/
    遠赤外線を使った床暖房「遠赤王」やドーム型の医療機器「日だまり」など、医療・健康事業や住宅関連事業を展開。
  • 「ラドン温浴」https://mozu.red/radon-onyoku-st/
    難病を治す湯治で有名な秋田の「玉川温泉」。そんな玉川温泉のラドン温浴を店舗や自宅で体験できるようにサービスを展開。
  • 「集客王」https://autocall.co.jp/
    オートコールシステムを使った新規顧客開拓サービス。プロのナレーターが録音したアンケート電話を自動で発信。アンケート回答の中から見込み度の高い顧客をリスト化することで、新規顧客獲得が可能。BtoB、BtoC、それぞれ対応可。
  • 「アポ放題」https://apoho.net/
    通信料ゼロ円、かけ放題のテレアポシステムです。顧客管理やスタッフ管理の機能を持ち、事務所を用意しなくてもすぐにコールセンターを持つことができます。通話の自動録音も可能で、マネジメントやトークマニュアル改善などにも役立ちます。
  • 「FAXキング」https://faxking.jp/
    FAX送信先リスト付きのFAXDMサービスです。プロの原稿アドバイザーのサポート付きで反響率の高いFAXDMの送信が可能。7,000業種400万件以上の法人リストを使って新規顧客開拓が行えます。
  • 「データキング」https://data-king.net/
    全国の法務局に新しく登記された法人の情報を登記完了後1週間という速さでお客様のもとへお届けします。業種や地域を選んで購入いただくことができ、新規顧客開拓時のコストを抑えることができます。

実績

  • 健康住宅5,000棟以上の販売・施工実績
    遠赤外線シートを床暖房として埋設することで一日中血流を促進。家族全員が健康でいられる住宅環境を整えます。
  • 世界遺産「高野山 三宝院」に遠赤王を設置
    一般企業との取引をほとんど行わないと言われている高野山の三宝院に床暖房として遠赤王を設置。業界で大きな話題となり、多くのお寺に導入実績を持つ。
  • 「日だまり」「メディカルマット」が、温熱療法協会の自宅でのがんケアプログラムとして利用される。
  • 書籍「統合医療でがんに克つ」宮川路子先生のがん治療にて「日だまり」が紹介される。

 

インタビュー


事業を始めたきっかけ

私は映画が好きだったので、学校卒業後、映画俳優の長門裕之さんの門をたたき、付き人をしながら役者をさせてもらっていました。映画やテレビの画面では元気な長門先生も、舞台裏では大病を患い体にむち打ちながら仕事をしていました。奥様の「南田洋子」さんも同様でした。役者の仕事は「身体が資本」、いくら富や名声があっても「健康」には勝てない。健康こそが一番大事ということを痛感しました。
その後、仲間に医学博士がいたこともあり、健康に関心を持つようになり、サプリメント事業をはじめたのですが、非常に効果的なサプリメントも、効く人と効かない人がいて、その違いは血流にあるということを医学博士から教わりました。結局は栄養は血流に乗っていくため、どんなに良いサプリメントでも血流が悪いと効果は出ないという仕組みなんです。それじゃあ、どうしたら血流は良くなるのか?といろいろ調べたら、どうも遠赤外線、そのなかでも「育成光線」で温めるのが一番いいということがわかりました。
そんな時、バブル崩壊後、日本の会社が倒産したので、15年前に海外に渡り事業をしていた父の元へ行く機会があり、運命の出会いを果たします。その運命というのは遠赤外線シートとの出会いです。父はフィリピンで工場を構えて、建設ラッシュに沸くアジア市場へ販売する遠赤外線シートの製造の一部を担っていたんです。父にこのシートは何かと聞いたら、ビルを建てる時に流し込んだコンクリートを乾かすために、遠赤外線シートを使っているということだったんです。
私の中で、血流を良くするための遠赤外線と、建設に使われている遠赤外線シートが合わさって、これだ!と思ったんですね。日本に帰ってから、父、兄、叔父、従妹などの親族を巻き込み、さらに地元のいろんな方々に協力してもらい、日本初の遠赤外線育成光線の「おひさまシート」(国内外特許取得)の開発に成功しました。初めて血流を改善するための健康器具として大量の育成光線を当てられる「日だまりドーム」というものを開発し、株式会社MOZUを設立して販売を開始しました。
ところが発売してみたら、誰も知らない会社で何のコネもないので全然売れず、どうしたものかと思っていたところ、購入していただいたおばあちゃんから「昼はリビングで夜は寝室で使っているんだけど、持ち運ぶのが大変だから何とかできないか」と言われ、おひさまシートを床に埋め込んだ畳床暖房を開発したんです。これがまあまあ売れるようになりました。
当時はアパートの一室を自宅兼会社にしていたんですけど、たまたま隣が真言宗の小さなお寺で、そこの女性の住職さんが寒い寒いというんで畳床暖をプレゼントしてあげたんですね。そうしたらこれはいい!と非常に喜んでいただいて、総本山に提案してあげるわ!ってなったんです。それが実はあの世界遺産の高野山で、その中でも一番古い高祖寺の三宝院のご本堂とリビングに床暖房として遠赤外線のおひさまシートを施工させていただくことになったんです。一般企業が取引をするようなところではなかったので、お寺業界でも話題になって、その後多くのお寺さんに導入していただくきっかけとなりました。
実績もできたので一般家庭に床暖房として広めていこうとした時、大手ハウスメーカーさんと商談する機会もあったのですが、周囲からは参入は難しいという厳しい意見が大半でした。そんな中、太陽光発電とセットで販売するというアイデアに賛同いただいた企業さんが協力してくれることになり、健康住宅というコンセプトで販売することに成功しました。
この企業さんが第一号の代理店さんになってくれて、そこから全国に150社代理店を作って、4年間で5,000棟の導入実績を作るほど事業は拡大していきました。

事業の拡大方法

事業の拡大は、主に代理店ドットコムで集めた代理店さんの販売と施工によるものです。代理店さんへの事業説明会には第一号の代理店の社長さんにも登壇してもらって、実際の営業方法などを説明してもらうことで納得した上で代理店契約を獲得していくことができました。加盟金150万円(部材込み)という設定にも関わらず、全国に1年半で合計で150社の代理店を作ることに成功しました。
個人宅に太陽光発電と健康住宅の提案をしていくという営業方法については、モズエンタープライズ株式会社という別会社を作ってオートコールのシステムを開発したり、顧客管理のシステムを開発するなど自社で試行錯誤したものを代理店さんに展開するということで事業を拡大させてきました。
今はこの過程で開発してきた「集客王」や「アポ放題」などの自社システムを外販していて、多くの中小企業様の新規開拓に使っていただいています。

事業にかける想い

大きな言い方になってしまいますが、人類に気づいて欲しいと本気で思っています。
私が扱っているのは遠赤外線という目に見えない電磁波、光線です。世の中にはガンマ線やエックス線、紫外線や赤外線、Wi-Fiなどの電波も含めると多くの電磁波があります。この中で目に見えているもの、いわゆる可視光線は全体の1%以下。0.0035%と言われています。つまり、見えていないものの方が多いということなんです。
健康についてもそうで、実は知らないことの方が多い。例えば使用が許可されている食品添加物の数は日本が1,500品目以上あるのに対して、アメリカは140品目、ヨーロッパでも300品目程度となっています。海外からしたら日本の加工食品は食べたくないと言われているそうですし、これを食べている日本人ははたして健康なのだろうかと疑ってしまいますよね。
こうした目に見えない、知らないことが数多くあって、その中でも私がやっている遠赤外線による血流の改善による治療や予防医療という知識をもっと多くの人に気づいていただきたいと思っています。
実際に事業をやっていて分かったことは、すでにガンなどの重い病気になった方は、いろいろ調べて弊社に製品にたどり着いてご購入いただいているのですが、病気になる前の方々にこうした知識を届けるのは非常に難しいということです。私としては病気になる前に知識として知っていただき、必要な方にご購入いただきたいのですが、それがなかなか難しいんです。
このことに気づいてから、遠赤外線や温熱による健康のことを知っていただく場として、サロン展開を開始しました。手始めに、埼玉県の所沢市にラドン温浴施設「光の名湯」をオープンして、ドーム型の温熱機器や、サウナ型の温浴ルーム、足湯ならぬ足石湯を体験いただけるようにしています。エンタメとして遠赤外線による健康を知っていただき、より多くの方々の健康にお役立ていただきたいと思っています。
こうした活動の成果か大手企業様の目にも留まるようになり、ラドン温浴施設に視察に来ていただくことも増えてきました。いろいろな業種の方々ともコラボしながら気づきの輪を広げていければ嬉しいです。

目標や夢

まずは日本中の健康を取り戻すために、知識や体験を広める場としてサロンを各都道府県に最低1ヶ所ずつあるまでには広げたいと思っています。日本は寝たきりの高齢者の数が世界一だそうです。これを健康なうちから正しい知識、役立つ知識を知っていただき、一人でも多く救いたい。毎年の医療費は40兆円以上と膨れ上がっていて、税金と私たちの直接負担で賄っています。まだ遅くはないので、この社会課題を何とかみなさんと一緒に解決したいと思っています。
また、将来は食品にも進出したいと思っています。弊社が特許を取得して扱っているシートからは育成光線という電磁波が発せられていて、これが人体にも好影響というエビデンスが取れているのですが、食品にもきっと良いはずなんですね。各家庭に水耕栽培ならぬ遠赤外線栽培の設備があって自給自足できたら、国内自給率などの問題も改善されて健康にもなれて良いと思うんですよね。

座右の銘や好きな書籍など

座右の銘は「温和笑輪」です。調和を大切にし、温もりで健康の輪を広げていき世の中を笑顔にする。このことをモットーに事業をしています。また「目に見えぬ世界こそ、真の力」だと考えています。弊社が扱ってる遠赤外線もそうですが、目には見えないです。紫外線も、電波もマイクロ波も放射線もすべて目には見えないです。いま目に見えている世界は、限られた可視光線の世界です。
この世の中は、私たちが認識できる世界よりも、見えない領域のほうが遥かに広がっています。だからこそ、「目に見えぬ世界こそ、真の力」という視点を持ち、思考や視野を広げることが大切です。今の自分や社会、そして世界で起こっている”見えていない真実”に目を向けることこそ、より深い理解と成長へとつながるのではないと考えています。
書籍もマンガだったら影響受けたものが2つあります。一つは「湘南爆走族」です。高校時代に流行った漫画ですが、暴走族なんですけど積極的に殴り合うような喧嘩はしないんですよね。最後は走りでケリをつけようぜ!というスタイル。あと、主人公の江口洋介の口癖「つっぱらかる」。どこにプライドを持つか、ということにも影響を受けました。バカにされてもすぐに頭にきて喧嘩するのではなく、自分が大切にしている価値観をけなされると怒る。何を守るべきか、どこに筋を通すかという大切さを知りました。
もう一つは「シティーハンター」です。主人公の冴羽獠は、私にとって理想のヒーロー像なんです。彼の「能力をひけらかさない美学」が特に好きですね。普段は軽妙でコミカルな振る舞いをしながらも、いざという時には圧倒的な実力を発揮する。そのギャップが魅力です。また、裏社会で生きながらも依頼人の人生に寄り添い、決して悪に染まることなく「正義とは何か?」を問い続ける姿勢は、私にとって大切な学びでした。どんな状況でも自分の信念を貫くことの大切さを、冴羽獠の生き様を通じて実感しています。
実は新宿にオフィスを構えているのも、少なからず「シティーハンター」の影響があるんです。

他の経営者様へのメッセージ

今儲かるから、ではなく、将来の日本や日本人にとってプラスになることをみんなでやっていきたいと思っています。
以前、高級家具メーカーさんの工場を視察させてもらった時、先が見えないほど大きな工場で、ほとんどの工程をロボットが行っているんですけど、最終工程の3つは職人さん達がやっていたんですね。機械でできないんですか?と聞いたら、これらの繊細な作業は職人さん達じゃないとできないと教わってびっくりしたんです。弊社の製品も職人さんしかできない工程があって、その方たちに支えられています。ものづくり日本を支えてきた職人の技術は、単なる作業ではなく、長年の知識と感覚が生み出す芸術ともいえるものです。 そうした素晴らしい職人たちを守ることが、日本の文化を守ることにつながると考えています。
その他にも食品や薬だって、今、目の前の利益を優先すれば、時として健康に良くないものを市場に出してしまう可能性がありますよね。でも一時的な利益ではなく、将来の日本や日本人のことを考えると違う選択をした方がいいですよね。
IT業界、金融業界、食品業界、不動産業界、そして私たちが携わる健康業界も含め、あらゆる業界の経営者が日本のこと、日本人のことを真剣に考え、その影響力を活かしてリーダーシップを発揮すれば、日本はさらに良い国になると確信しています。
そういう想いに共感してくださるいろいろな経営者の方と出会って、双方の事業を大きくできたらいいなと思います。
是非お気軽にお声がけください。

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